ドーパミンの驚くべき力
ドーパミンなら恋をしていない人でもやせられる.恋をしていない人はどうすればいいのかという難題が残りました。そこで今回は恋をしていない人でも美しくやせられる方法を伝授したいと思います。そのカギとなるのがドーパミンです。ドーパミンは脳内ホルモンの1つで快感や意欲を作るホルモンです。
ドーパミンはどういうときに出るのか?
脳の中にはおよそ1兆個の神経細胞があり、なかでもドーパミンにのみ反応する神経が存在します。この神経を「ドーパミン作動性神経」と言うのですが、この神経は快感を伝達する神経といわれています。ですからドーパミン作動神経は主に快感を感じたときに活躍する神経であり、逆にいうとドーパミンを分泌させること=快感を得ることといえます。
よしがんばるぞ! という意欲が出ているとき、誉められて気分が爽快のとき、合格して喜んでいるとき、絵を見て感動しているときなどにこのドーパミンが多量に分泌されます。
人間はドーパミンを分泌させることを目的として生きているようなもので、ドーパミンの“生きる意欲を作るホルモン”といわれる理由がここにあります。
ドーパミンが多量に出ているとお腹がすかない
ではこんな情景を想像してみてください。映画を見てとても感動しているとき。スポーツの試合をしているとき。自分の好きな趣味に夢中になっているとき。好きだよと告白されたときなどなど。こんなときには脳内でドーパミンが多量に分泌されていますが、このときにお腹がすいたと感じるでしょうか? もちろん集中力が切れたときは別ですが、それらに神経が集中していると空腹感を感じないことに気づくはずです。つまり人は快感を感じているとき、精神活動が活発に働いて物事に集中しているときは空腹感を感じないのです。
お腹をすかして獲物を追いかけているライオンでさえ、追いかけている瞬間は空腹感を感じないものです。このように考えると、ドーパミンを十分に出せるかどうかが、ダイエットを成功させる1つのカギになっていることがわかると思います。精神活動が豊かで、快感を覚えることを多くしていると、空腹になっておやつをつまむこともグッと少なくなることはいうまでもありません。
快感を感じていればエストロゲンも多く分泌される
前回はエストロゲンを減らさずにダイエットすることが美しくやせるカギだと述べましたが、実はエストロゲンはドーパミンの分泌を高めると考えられているのです。すなわち、「エストロゲンもドーパミンの友だち」と考えてさしつかえありません。つまりエストロゲンを高めること=ドーパミンを高めることでもあります。もちろんこの逆もいえます。
さて、精神的なストレスはここでも大敵です。精神的ストレスを感じると人はコルチゾルというホルモンを分泌させるのですが、これは脳内のあらゆるホルモンの活動性を低下させます。当然のことながら、ストレスはドーパミンの分泌も、エストロゲンの分泌も低下させてしまいます。
おもしろいことに人は快感を得ているときにはストレスホルモンであるコルチゾルを分泌させません。快感を感じさせるホルモンの代表格はドーパミンなので、結局ドーパミンさえ分泌させておくことができれば、コルチゾルも分泌されないし、エストロゲンの低下も招かないことになります。つまり、ドーパミンの分泌が最終的にエストロゲンの分泌を助けることになっています。だからこそ「ドーパミンとエストロゲンは友だちだ」と述べたのです。














